合格体験記

■ 第二種情報処理技術者(基本情報処理技術者)合格体験記 ■

001 ○○さん 某私立大学 4回生 男性
 就職活動を意識して、既に、複数の情報処理関係の資格を取得していましたが、試験の難しさや、社会的認知度から受験しました。
 勉強法は、私の場合、10年以上パソコンを使っていたので、午前のある程度の部分は勉強しなくても大丈夫と踏み、夏休みまでは対策講座のみで午前の勉強を済ませ、授業より先に、家で午後対策の本を読んで予習しておきました。夏休みには、他の資格試験があった為、十分に勉強することができませんでしたが、その試験終了後は、過去問を見たり、午後対策の本を何度もやり直しました。

 午後のプログラミング対策として、講座ではCASLをしましたが、自宅でCの方も目を通しておきました。こうすると試験の時に、どちらか簡単な方を選択できる訳です。結局私は2回ともCASLを解きました。

 また、私は、授業だけにたよらず、自分でも専門書・専門雑誌を読むようにしました。そうした日頃の勉強が、新傾向の問題や新技術の問題が出たときに役立ちます。

 2度目の挑戦の時は就職活動もあり、大した勉強はできませんでした。実は、試験1か月前から直前対策本の午前の部分をパラパラ読み、1週間前に、午後・特にCASLの部分を読んだだけでした。

 しかし、一人で勉強してたいら何度も再チャレンジする羽目になっていたと思います。やはり、対策講座のようなペースメーカーが必要だと思いました。また、講師の先生から配布された、勉強の時間配分表も参考になりました。

 それから、試験会場についてですが、会場が高校・大学だったら要注意です。運動部のかけ声が聞こえてきて集中できません。特に、集中力のいる午後問題だと最悪です。耳栓を持っていくといいかも。ただし、試験監督の声が聞こえないかもしれないので気をつけて下さい。それと、午後は試験開始後30分で退場が可能なので、けっこう大勢の人が退出しますが、気にしないで下さい。あまり勉強をしてこなかった「諦め組」です。ここで焦ってはいけません。

 なお、試験の合否には、少しばかり「運」もあります。私の場合、11年秋期は苦手分野が多く出題され、得意分野のネットワーク関係の問題が午後に出題されず落ちました。(ちょっと言い訳(笑))春は、苦手分野からの出題が前回に比べ少なく、助かりました。JITECの統計では、秋期の合格率の方が高かったのですが、私としては春期の方がマシでした。

 2種の勉強はまた就職活動においても役立ちました。あるソフト会社では、専門知識筆記試験と称し、簡易言語のプログラミングやフローチャートの読解が出題されたそうです。また、私が受けた会社でも2種からの出題が有りました。たとえ、2種に落ちても、その勉強はのちのちに役に立ちますので、真剣に取り組みましょう。

 では、みなさんも合格に向けて頑張って下さい。


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